こんにちは!家づくりブロガーのでかサモちゃん(@dekasamo)です。
我が家は先日、設計図の全てを確定させて合意書にサインする”実施設計完了承認”を済ませてきました!!
今回はその内容をレポートしていきます。
これまでは間取りの打ち合わせ状況を都度記事にしてきましたが、今回はそれの総集編というか完全版みたいな感じです。
▼インテリアの完全版はこちら
この記事は以下のような人におすすめ!
- 間取りの参考例を見たい
- 三井ホームを検討中、または打ち合わせ中
これまでの流れ
これまでの間取り打ち合わせ内容はこちらから全てご覧いただけます。
三井ホームの”実施設計完了承認”
「実施設計完了承諾」というあまり聞き慣れない言葉は、おそらく家系ブロガーの間(特に住友林業さん?)でよく聞く「着工合意」と同義だと思われます。
つまり、

この仕様で工事を進めますがよろしいですか?
という最終の設計書に対して、施主がサインをして

確認しました、問題ないので進めてください。
と承認することです。
今までの打ち合わせで決めた内容を2~3時間かけて1つずつ指差し確認していき、最後に以下の承諾書にサインして終わりです。

この書類には、以下のように記されています。
添付設計図書の内容にて工事、及び資材の手配を開始し、工事着手いたします。
これまでのお打合せ内容を最終確認の上、ご承認お願い申し上げます。
万が一、設計変更が生じる場合には、工事期間の延長、及び別途費用が発生致しますので予めご了承の程、お願い申し上げます。

これにサインをしたら、我が家のための資材が各所に発注されるんだ!

ついにスタートするんだね!
我が家に残されていた問題と着地点
最終図面をお見せする前に、これまでの打ち合わせで検討事項になっていたことの着地点をご紹介します。
乾太くん置き場問題
まずは、乾太くんの置き場問題について。
我が家の洗濯機がフタが曲がらないタイプのため、その上に乾太くんを置くのが不可能と判明したのでした。
その時に新たに出た図面案が、階段上の収納スペースを乾太くん置き場にしてしまう案でした。

その後、こんな場所に乾太くんを置いてしまっても設計上問題ないのかをアキナに確認してもらったところ…

設計上、問題なく設置可能でした!!

やったー!!!よかった!!
ということで、無事に解決しました。
この変更に伴って北側のデッドスペースがなくなり、天井にランドリーパイプを付けられるようになり、良いこと尽くしでした!
ピンチをチャンスに変えてくれたアキナに感謝!
階段オープン手すり問題
リビングから見える階段の3段目までの手すりを探し求めていた我が家。

階段はカーペット敷きなので、踏み板に直接手すりの柱をつけるのではなく、斜めの板(腰壁)に柱をつけたかったのですが、その後も希望に合うものは見つかりませんでした…。

あれ、ちょっと待ってください…
この最初の3段くらいって…
手すりナシっていう手もありますか?

…ありですね!
全然ありです。
3段目までなら、安全面でも問題ないですよ。


おー!!!じゃあ、ナシでお願いします!

確かに無い方がスッキリしているし、金額も減るし、それが一番良いね!笑
どうしても気に入るものが見つからなかった手すりですが、まさかの「付けない」という着地になりました!(笑)

なんで今まで思いつかなかったんだろー!!
また、2階の廊下にも同じ手すりを使おうと思っていましたが、ここも手すりではなく腰壁で済ませることになりました。
これら2箇所の手すりを削除したことによって、15万円くらい節約できました!

気に入らないものを使うよりよっぽどシンプルで良いね!

最高の選択だね(笑)
ちなみに、リビングと廊下・階段をつなぐ開口は、こんな感じで大きめのモールディングで囲うことにしました!

行政からの指摘と建築面積削減
実はこの実施設計完了承諾の直前に、間取りに大きな変更が入りました。
どうやら、敷地北側の中庭(シンボルツリーがある場所)にある梁や庇のせいで、

3方が屋根に囲われているので、中庭も建築面積としてカウントすべきです。
という指摘が行政から入ってしまったようです。
我が家は建ぺい率40%に対して、既に39.97%も使っていたため、余りは400cm² (20cm×20cm)しか残っていません。
そのため、間取りを少し小さくして建築面積を減らすことになりました。
結果的に、以下の点が変更になりました。


家が狭くなってしまったことはシンプルに残念だけど、床面積が減れば工事費用も減るからね!

もう予算で削れる所がなかったから、逆に助かったね(笑)
と、ポジティブな私たちです!(笑)
間取りの全体像
これまで何度もご紹介してきた間取りですが、この度確定した間取りを改めてご紹介しておきます!


室内のドア選び
ドアの種類
我が家の室内ドアは全部で4種類です。
全てのドアに共通しているのが、上下にロの字のくぼみがついた2パネルという点と、色は全てホワイトという点です。

打ち合わせ初期はダイナミックな横木目のドアを使う予定でしたが、途中でインテリアのテイストがコロニアルスタイルに切り替わったため、ドアもそれに合うデザインに変更しました。


この横木目も気に入っていたけど、統一感のあるインテリアデザインを優先しました!
また、ドアの向こうに人の気配を感じたいLDK・書斎・ファミリークロークは、すりガラス付きのドアにしました。
洗面室のドアは、当初予定通り可動ルーバードアです!

このドアが、なんと12万円くらい(他のドアの約3倍)…
最後まで削るか悩みましたが、無事生き残りました!!笑
ドアの取っ手と錠前
取っ手は全部で3種類を使います。色は全てマットブラックです!

片開き戸は、曲線が美しいレバーハンドルのKNW1型というものを選びました。

握りやすくて、なめらかな反発も心地よくて気に入りました!
LDKと書斎は引き戸なので、引き戸用の四角い引き手となります。
一番最初にショールームを見学した時は、引き手にはマットブラックがないと言われていたのですが、いつの間にか選べるようになっていたみたいです!
主寝室内のクロークは両開き戸なので、物入れ用のハンドルです。
また、室内ドアには3種類の錠前を設定できます。我が家は以下のように決めました。

鍵がかかっているかどうかがドアの外側から色で分かる「表示錠」は、1・2階それぞれのトイレに使用します。
また、非常時に外側からコインで簡単に開けられる「非常錠」を、書斎と洗面室に選びました。

書斎は、ミーティング中に子供や犬が乱入してくるという事故を未然に防ぐために付けました!笑
最後に主寝室は、鍵がないと開けられない「シリンダー錠」にしました。
重要な書類等を保管する小さな金庫を置くとしたら主寝室になりそうなので、旅行などで家を空ける時は施錠する想定です。

それに、子供に入ってきてほしくない時もあるだろうからね…!
ドアストッパー・金属床見切り
ドアストッパーは、ドアを開けた時に向こうの壁にバーンとぶつからないようにするために不可欠な存在です。

ドアを開けた時に向こうの壁に突き当たるドアは、床付のマグネット式戸当りを使います。
床付の戸当りが付けられない、または邪魔になってしまう場所は、ドアの上に付けるタイプのレバーストッパーを使用します。

レバーストッパーは写真で見ると結構目立つ気がするけど、実際にはほぼ視界に入りません!
また、主寝室の入り口は、シートフローリングの床とカーペット床の境目になるので、真鍮の見切材を使います。


カーペットと真鍮は絶対に相性良いだろうから、とっても楽しみです!
トイレの設備
トイレは1・2階ともにTOTOのGGシリーズで、タンク式ですがローシルエットでタンクレスっぽく見えるタイプです。
色はインテリアの記事で触れた通り、パステルアイボリーを選びました。

便器にはフチや凸凹がないため、掃除しやすい仕様です。
便器の奥から勢いよく噴出する水流がボウル面をくまなく洗い流してくれる「トルネード洗浄」で節水効果も高いのだとか。

リモコンはちょっとおしゃれなスティックリモコンにアップグレードしました!
また、手洗器はカウンター付きのコンパクトタイプを選びました。

このカウンターは、スマホを置いたり、ハンドソープを置いたり、ちょっとした置物やディフューザーを置くのに重宝しそうです。
水栓は汚れた手で蛇口を触らなくて済むように、手をかざすと自動で出るタイプにしました。

もしかして、手を伸ばせば座ったまま月経カップを洗えるのでは!?
手洗い水栓の下には、掃除用のスティックが入る程度のスペースしかないので、トイレットペーパーや生理用品などの収納には、埋め込み収納を設けています(1階のみ)。
また、トイレの背面の壁には1・2階ともに造作棚を2段取り付けます。
ペーパーホルダーはカウンター下に取り付けられるタイプ、タオルリングはシャンパンゴールドのようなニッケルを選びました。(詳細は以下のインテリア記事参照)
洗面台の設備とランドリースペース
洗面台は、三井ホームと永大産業のオリジナル商品「MKシリーズ」の2ボウルタイプです。

今まで家に2ボウルあったことはありませんが、リゾートホテルみたいで贅沢だし、何より便利だと思うので、最初から絶対に2ボウルにすると決めていました!

お出かけ前に洗面所の取り合いにならずに済むし、夜に並んで歯磨きできるのも嬉しい!
キャビネットはフルスライドタイプで、ここに日用品の在庫からバスタオルまで一通り収納予定です。

水栓はぐいっと引っ張ると伸びるタイプなので、寝癖も一撃で直せそうです!
ミラーは標準仕様の5面鏡ではなく、独立したミラーキャビネットを2個取り付けます。

5面鏡よりも収納量は減りますが、切れ目が入った鏡があまり好みではないため、見た目重視で一面鏡にしました。
ランドリースペースには、先述の通り乾太くんとランドリーパイプを迎え入れます!

乾太くんは8kgタイプで、濡れた洗濯物を洗濯機からスムーズに移動できるよう、扉は左勝手にしました。

夫のアイディアで、お風呂上がりにすぐに冷たい水が飲めるように洗面室にウォーターサーバーを設置することにしました!
寝室や子供部屋も2階なので、夜中や勉強中にちょっと水が飲みたい時にもキッチンまで行く必要がなくなり、かなり便利そうです。
それから、お風呂上がりにすぐドライヤーするのって疲れますよね?
今は一旦リビングでくつろいでしまうのですが、新居では階段の上り下りが面倒なので、一回で済ませたい可能性が高いです。
そこで、こんな感じのラタンの椅子があっても良いなと思っています。



椅子を置くと結構場所が取られてしまうので、実際に住んでみてから決めようかな!
お風呂の設備
お風呂は通常の1坪タイプよりも洗い場が少し広い1.25坪タイプ(1620)にしました。

ここも2ボウル洗面同様に優先順位が高かったので、その分主寝室のウォークインクロゼットを少し削っています!

三井ホームとLIXILのオリジナルデザイン「IX20-Dタイプ」で、LIXILのサイトを見る限りアライズのプラン K 1620とほぼ同じっぽいです。
仕様の詳細はご覧の通りです。

気に入っているポイントは、以下3点です!
- なんか使いやすそうな洗い場のワイドレバー水栓
- たっぷり使えてスッキリ見えるワイドな収納
- 浴室が広く見える横長のワイドミラー
カウンターの下にはオプションのメタルバスケットを付けて、目立たない場所に掃除グッズを置けるようにしました。
キッチンの設備と仕様
キッチンは、三井ホームとキッチンハウスのオリジナルプランです。
海外製食洗機「ボッシュ」の在庫を確保するために、キッチンだけは5月上旬に仕様を確定していました。
仕様の詳細は、こちらの記事をご参照ください。
外部の仕様
屋根と外壁
こちらが我が家のパースです。
家づくりの打ち合わせ初期にパントリーくんが作成してくれたものですが、ほとんどこのままFIXしました!

屋根はコロニアルグラッサというシリーズで、色はミッドナイトブルーです。

外壁は以下の3種類を組み合わせます。
- 玄関の左横から中庭にかけてをラップサイディング(色はスモーキーブラック)
- 玄関右横からウッドデッキ側までを木目調サイディング(色はパインメープル)
- 余った壁は全て吹付けのSBフィニッシュ トラバーチン仕上げ(色はスノーホワイト)
吹付けの色は、当初は白に少しクリーム色が混ざったようなチェリーホワイトという色を選んでいましたが、汚れを防ぐためのトップコートを施すことに決めた時に

トップコートするなら、せっかくなのでもっと真っ白な壁にしても良いと思います!
とアキナから提案を受けて、スノーホワイトというより明るい白に変更しました。
スノーホワイトを使った施工事例をその場で見せていただきましたが、光り輝く純白の邸宅はまさにお城!という感じで、とっても素敵でした。
玄関ドアとエンブレム
玄関ドアはGD-0923L2P11XBという品番で、色はチークです。

奥行のある木の表情がかっこいいです!

電気錠は、ポケットやバッグに鍵を携帯していればそのまま解錠できるタイプです。

うっかり鍵を忘れて締め出されないように気をつけないとね…!
また、壁から伝ってきた雨水から基礎を守るための土台水切は、シャンパンマイルドという色に(自動的に)なりました。
そしてなんと、基礎には三井ホームのエンブレムがつくそうです!

設置は任意なのですが、付けても良いですか…?
とアキナが遠慮がちに聞いてきましたが、良い記念になるので、食い気味で快諾しました!(笑)
外からは見えないように、シンボルツリーを植える中庭の基礎に付けます。
エンブレムがつくことで、急に

我が家は三井ホームというブランドの商品なんだな…
という実感が湧いてきて、少し嬉しいような誇らしいような気持ちになりました。
これまで住んだ実家(広島と東京の2箇所)はいずれも地元の工務店で建てた家だったので、
こんな風に自宅にブランドタグが付くのは初めてだし、大手だからこそ享受できる手厚いアフターサービスのおかげでずっと安心して暮らせそうだし…

三井ホームを選んで本当に良かったな…
と、エンブレムを見つめながら改めて心の中で噛み締めました。
玄関タイル
玄関とシューズクロークのタイルは、リビエラ社のエタニティシリーズから、サンドブラウンという色を選びました。

アイボリーやグレーとも悩みましたが、土足エリアのため明るい色だと汚れが結構目立つらしいので、汚れが目立ちにくいサンドブラウンに落ち着きました。

玄関の外のアプローチ階段も同じタイルを使うことになりますが、こちらは本体工事ではなく外構工事で施工することになりました。

本体工事が玄関の内側までとなると、引き渡しから外構工事が終わるまでの間はどんな状態になりますか?

あの~、時々街を歩いていると、
”何でこんな途中で工事が止まっているんだろう?”
っていう家ありませんか?あんな感じです(笑)


あぁ、時々見かけます!(笑)
こんな感じになるんですね…早く外構完成すると良いなぁ…
収納
最後に、我が家の収納をご紹介します。

デザインシューズクローク
玄関に入って左手にあるシューズクロークには、様々なパーツを組み合わせることができるデザインシューズクロークを採用します。
基本の棚板のほかに、オプションで引き出しやブーツハンガーを付けることが出来ます。
我が家は、冬に重たいコートを玄関で着脱できるように、ハンガーパイプを付けました!

ハンガーパイプは、花粉の季節の仮掛けにも便利だそうです!
床下収納庫
床下点検の際に出入り口となる穴は、普段は収納庫として使わない手はないですよね!
当初はキッチンの1箇所だけが収納庫になる予定でしたが、直前でリビング側の点検口にも収納庫を付けてもらうことにしました。
フィットラック
2階の衣類用の収納は全て、フィットラックを使います。
デザインシューズクロークと同様に、可動棚用のレールに様々なパーツを自由に組み合わせられるのが特徴です。

細かいパーツは実際に住んでから必要な分だけ追加していくとして、
初期は基本セットとなる棚板+ハンガーパイプのみで、空間に余裕があるウォークインクロゼットとファミリークロークには、追加の棚板を数枚付けておきました。

棚板にはバッグや小物・アクセサリー類を置く想定です!
ちなみに、入居後に追加のパーツを購入したい場合は、三井ホームの契約者専用サイトから少しお得に購入できるそうです。
可動棚板用レールセット
ファミリークロークの一角とテレビ裏収納には、自由に棚の高さを変えられる可動棚用レールセットを使います。
テレビ裏の可動棚はDVDデッキやルーターの他、ワンちゃんグッズなど細々とした物を収納できるスペースとして活用します。
まとめ
- 承諾後の変更は別途費用が発生したり、工期が遅れたりするので、目を皿にして確認すべし!
- 間取りの打ち合わせは、回を重ねるにつれて何が最新か分からなくなってくるため、毎回きちんと復習をすることが大事!
- そのためにもブログに書き留めるのは非常に有効!私は途中サボってしまったため、ところどころ忘れて自分の判断に自信を持てない時がありました…
- 初回打ち合わせから実施設計完了承諾までの日々は、濃厚であっという間!!とにかく家づくりを全力で楽しむべし!
以上、最後までお読みいただきありがとうございました!
私たちの土地は今頃ちょうど解体を行っている段階で、今週末にはいよいよ地鎮祭を迎えます。
銀行から住宅ローンの本審査書類も手元に届き、着実にプロジェクトが形になりつつあります…!
今後は地鎮祭の様子や、我が家の見積りについて記事にしていきたいと思います。
引き続き、我が家の家づくりをお楽しみください!
◆ ◆ ◆
このブログの登場人物を知りたい方はこちらもチェックしてみてください!
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