こんにちは、でかサモちゃん(@dekasamo)です。
2020年の年末に子宮頸部高度異形成の蒸散手術を受けてからあっという間に3ヶ月の月日が流れ、昨日久しぶりに術後の定期検診を受けてきました。
手術から1ヶ月後の検診では無事に完治したと診断されたのですが、今回なんと再発疑惑が浮上してしまいました…!この記事では、詳しい経緯や、今後のアップデート情報をお伝えしたいと思います。
これまでの流れ
健康診断で「要精密検査」が出てから手術を経て完治するまでの一連の流れは、こちらの記事に掲載しています。
今回の記事は、これの続編です。
2021/3/27 手術3ヶ月後の定期検診
早すぎる再発…?
すっかり桜が満開になったこの日、夫とふたりでいつもの公園を散歩した後に、その足で私は3ヶ月後検診のために久しぶりに病院へ向かいました。
今回は、前回6,000円もかかると言われて一旦退散した「入院・手術等証明書」というのを発行してもらおうと、保険会社の書式を持参して受付に渡しました。マーシーに確認したところ、もらえる保険金の方が上回るから6,000円払ってOKとのことでした!

発行まで時間がかかるので、2週間後に受け取りに来てください。

はーい、わかりました!発行料金は今日の診察代と一緒で大丈夫です。
この病院は予約していても待ち時間が長いので、診察番号が呼ばれる音を聞き逃さないように先日買った骨伝導イヤホンで音楽を聞きながらTwitterをいじって待っていました。
20分ほど待ってようやく診察室に呼ばれました。

こんにちは。変わりないですか?

はい、何も変わりないです!

この前は出血大丈夫だった?

はい、問題なかったです。

…あっ、1週間くらい血が出たこと言った方が良いかな…?
でも言うタイミング逃しちゃったし、まぁいっか。
その後いつもの診察台に横になって、おなじみの酢酸を塗り、コルポスコピー(拡大鏡)で観察しました。


…
検査を始めて1分以上、沈黙が続きます。

…あれ?長くない?もしかして、また何かあったのかなぁ…
しばらくすると、坂上先生が口を開きました。

うーん、少し変わっちゃってるなぁ。また生検取りますね。

や、やっぱり~~(涙)
そして、また生検を取った後にガーゼを詰められて終わりました。

あの~、あんまり範囲は広くないんだけど、少し変化(=病変)があるね。

…それは、再発ということですか?

まぁ、そうだね。ちょっと早いけど、再発ってことになると思います。
今日生検を取ったから、また2週間後に来てください。たぶんもう予約がいっぱいになっていると思うけど、受付に言って無理やり追加してもらって大丈夫だから。

分かりました…!ありがとうございます。

生検の結果次第では、また追加蒸散をするかもしれません。

はい。今日は湯船には入らない方が良いですね?

シャワーだけね。夜8時以降になったらガーゼ取って良いからね。

はい、ありがとうございます。では失礼します。
そう言って診察室を後にしました。

…またか~。
2週間後ってことは、保険用の証明書を受け取るのにちょうど良いな。
そんなことをぼんやり思いながら帰りました。
前回一通り経験しているので、手術や術後経過など一連の流れに対する不安はほとんどありませんが、今の私が漠然と感じている不安はこんな感じです。
- 蒸散手術をしても20%は再発すると聞いてはいたけど、3ヶ月で再発するのはさすがに早くないか?
- 今回追加で蒸散手術をしても、また3ヶ月後に再発するのかな?
- これから一生、3ヶ月おきに蒸散手術をしなきゃならない身体なのでは…!!!?!
- もし子どもが産めない身体だったらどうしよう…
4の不安は今に始まったことではなく、大学生くらいの頃からずっと頭の片隅から離れなかったことではありますが、ここに来てよりリアルに感じられるようになりました。
まぁ、蒸散手術をしても妊娠・出産リスクには影響がないそうなので、考えすぎだとは思います。考えても分からないし!
このことを夫に話すと、

そんなこと心配しなくて良いよ。
それに、これから一生3ヶ月おきに蒸散手術は絶対ないから大丈夫だよ!(笑)
今日、検診に行って良かったね。
と言ってくれました。確かに、今日分かって良かった!
また2週間後に、結果をアップデートしたいと思います。
費用
こちらが今回の費用です。

高っ!!!今回の検査でまた病理診断(生検)をしたので、5,540円もかかってしまいました。保険金請求用の診断書の6,000円+税と合計すると、12,140円でした。

あっ…あと1,000円足りなくて…ちょっとお金下ろして来ても良いですか?

分かりました~。またお声がけください。
という恥もかいてしまいました(笑)
2021/4/10 診断結果
子宮頸部中等度異形成
3ヶ月後検診から2週間が経過し、再び坂上先生の元を訪れました。もともと予約いっぱいのところに入れてもらったので、予定の時間に行っても1時間待ちでした。

先日の検査の結果ですがね…前回は高度異形成だったけど、今回はそれの1段階下の、中等度異形成です。

そうですか…
それからしばらくの間、坂上先生はうーんと悩みながらPCのカルテとにらめっこしていました。

このままもう少し様子を見て、もし前みたいに悪化するようだったらもう一回レーザー蒸散かな。そうだなー、次は6月だな。6月にまた検査して、その結果を元に判断しましょうか。

あの…、知り合いからも色々アドバイスをもらったんですけど、再発があまりにも早いので、もしかしたら癌が潜んでいる可能性もあると考えると、円錐切除することも視野に入れた方が良いのかなと思うのですが、どうなのでしょうか?

うん、まぁそうだね~~。レーザー蒸散が良いっていう患者さんからの強い意向がよくあるのでレーザーをと思っていたけど、本来はたしかに円錐切除するのが一番確実と言えばそうです。

円錐切除の場合、早産とか流産の可能性が普通の人よりも上がるんですよね?

はい、普通の人の2倍くらいに上がります。普通の人でも10%~15%はリスクがあるから、20%~30%くらいになっちゃう。
うーん。普通の人の2倍と聞くと心配になってしまいますが、そもそも何もない人でも一定のリスクはあるんですよね。実際に、何もなかった私の母でも4回中1回、姉は4回中2回も流産してしまっているので、その時点で25%と50%を引き当ててしまっているのです。
結局人によって違うし、確率なのでこればかりは自分がどうなるかわからないですよね。それであれば、私はさっさと円錐切除してしまって、妊活に突入したいと考えました。
セカンドオピニオンについて
この日診断を受ける前に、大きな病院でも診てもらった方が良いよと知人からアドバイスを受けいたので、セカンドオピニオンの受け方を下調べしていました。どうやら、主治医に相談した上で、紹介状を書いてもらう必要があるそうです。何だか切り出しづらい内容ですが、勇気を出して聞いてみました。

ちなみに、6月までの間にセカンドオピニオンも聞いてみたいのですが、良いですか?

あー、はい。別に良いですよ。
事前に婦人科系の手術実績が多い都内の病院を調べて、いくつか自分の中で候補は挙げていましたが、具体的にどこが良いかは先生に直接聞いてみることにしました。

あの、先生から見て婦人科に強いおすすめの病院とかありますか…?

いや、そりゃ俺の口からおすすめとかはないよ(笑)
だって、そんなの出来レースじゃん。

…?出来レースってどういう意味だろう…(汗)
病院のお作法がよく分かっていないので、もしかしたら地雷を踏んでしまったのかもしれません(涙) 坂上先生は若干機嫌を損ねていましたが、その後何個か大きい病院を列挙してくれました。
ちなみに、その会話の中で坂上先生自身が先ほど列挙された大きな病院で医長を務めているということが分かりました。隔週土曜日にうちの近くの病院に来てくれているだけで、本拠地はそっちだったようです。

もし現時点で既に行きたいところが決まっているなら、紹介状書きますけど。

あ…、じゃあ、慶應病院でお願いできますか?

ああ、慶應ね。良いんじゃないですか?
そう言いながらPCで紹介状を立ち上げたところで、手を止めて少し考えてからこう言いました。

やっぱり今行っても、何で来たのって言われちゃうだけだろうから、6月の結果を待ったほうが良いと思うよ。
俺も、何でよこしたのって言われちゃうよ(笑)。
まぁ、患者さんがどうしても行きたいって言うから紹介したって言えば俺は良いけど、あなた自身が突き返されちゃうだけだと思うよ。

あ、そうなんですね…。今のタイミングだと、まだ何もわからないってことですね。じゃあ、やっぱり6月に再検査して、その結果を元に必要に応じてまた紹介してください。

そうだね。はーい。じゃ今日はもう帰っていいですよー。
なんだか坂上先生がいつもより更に冷たい気がして、心細い気持ちを抱えながら帰路につきました。
コロナのせいなのか、この病院の元々の方針なのか分かりませんが、付き添い禁止のため毎回ひとりで挑むしかないのも心細いです。家に帰ってまっすぐ夫の胸に飛び込みました。
後になって、セカンドオピニオンを切り出した時の主治医との関係性についての記事を発見しました。

私にとって唯一の頼みの綱である坂上先生を怒らせてしまったかもしれないという不安が、今もまだ心に残って時々思い出してはため息が出ます…笑
費用
今回は今までで一番安く、たったの540円で済みました。前回、精密検査の結果を聞いたときは7,030円だったので、驚きです!

まとめ
3ヶ月後の検診で無事完結すると思いきや、まさかの続編になってしまいました。でも、これが人生。
これからも、ご自身や身の回りの大切な人が同じような状況にある方にとって少しでも参考になるように、リアルをお伝えしていきますので、引き続きよろしくお願いいたします!
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